「伝えたいことがあるのに、うまく伝わらない…」
そんな悩みを持つブロガーやビジネスパーソンにおすすめなのが、PREP法とAREA法です。
実はこの2つのフレームワーク、根本的な構造が非常によく似ているのをご存じでしょうか？
本記事では、PREP法とAREA法の構造的共通点と違いを整理しつつ、それらを活かしたブログ記事の書き方や会話術まで、実例を交えて紹介します。
1. PREP法とAREA法とは？
● PREP法とは
P（Point）結論 → R（Reason）理由 → E（Example）具体例 → P（Point）再結論
という順番で話す・書くフレームワークです。
例）
「ブログにPREP法を使うべきです（Point）。なぜなら、構造が明快で読者に伝わりやすいからです（Reason）。実際、PREPを使った記事は滞在時間が伸びる傾向があります（Example）。だからPREP法は効果的なのです（Point）。」
● AREA法とは
A（Assertion）主張 → R（Reason）理由 → E（Evidence）証拠 → A（Assertion）再主張
PREPとそっくりですが、「例」ではなく「証拠（エビデンス）」に焦点を当てているのが特徴です。
例）
「SNSは時間の浪費です（Assertion）。なぜなら多くの人がSNSで1日2時間以上費やしているからです（Reason）。実際、2023年の調査では日本人の平均SNS利用時間は1日2時間を超えました（Evidence）。だから、SNSは生産性を下げる可能性が高いのです（Assertion）。」
2. 両者の構造的な共通点
PREP法とAREA法の違いは、「Example（例）」と「Evidence（証拠）」の部分に過ぎません。
両者とも、主張→理由→具体的裏付け→再主張、という構造で読者や相手を納得させるのが目的です。
つまり、論理的に説得する構造という点では全く同じ。
ブログや対話、プレゼン、SNS投稿でも広く活用できます。
3. ブログ記事に活かすPREP・AREAの使い方【実例】
実例：旅行ブログの導入文
PREP法を使うと、次のようになります：
P（結論）：沖縄の離島は、次の旅行先に最適です。
R（理由）：観光客が少なく、自然の美しさを静かに楽しめるからです。
E（例）：特に久米島では、透明度抜群の海と静かなビーチが魅力で、都会の喧騒を忘れられます。
P（再結論）：だから、沖縄の離島は本当におすすめの旅行先です。
AREA法にすると、説得力がさらにアップ：
A（主張）：沖縄の離島は穴場の旅行先です。
R（理由）：自然が豊かで、観光地化されていないためです。
E（証拠）：観光庁のデータでは、久米島は沖縄本島の1/10以下の観光客数にとどまっており、静かに過ごせる場所として注目されています。
A（再主張）：だから、沖縄の離島は「本当の癒やし」を求める人に最適なのです。
両者を比較してわかるのは、PREP法は読みやすさ・親しみやすさに優れ、AREA法は客観性・信頼性が高いということ。
ブログ記事では、ターゲット読者やテーマに応じて使い分けるのが理想的です。
4. 対話に活かすPREP・AREA【例文付き】
会話や面談、商談でもこの構造は非常に有効です。
● PREP法での会話例（ビジネスシーン）
部下にタスク管理の改善を促すとき：
「タスク管理アプリを使った方がいいよ（Point）。
その理由は、仕事の抜け漏れが減って効率が上がるから（Reason）。
たとえば、私もNotionを使い出してから1日のToDo管理がスムーズになったんだ（Example）。
だから一度、試してみてほしい（Point）。」
● AREA法での商談（説得力が必要な場面）
「弊社のCMSは、SEOに強い点が特徴です（Assertion）。
なぜなら、内部構造がGoogleの推奨に準拠しているからです（Reason）。
実際に導入したA社では、3ヶ月で検索流入が1.8倍になりました（Evidence）。
だから御社にも導入メリットがあると確信しています（Assertion）。」
5. SEO対策としての有効性
PREP・AREA法をブログに活用することは、SEO的にも有効です。
● 理由①：読者の滞在時間が伸びる
論理構成が明快で読みやすいため、最後まで読まれる可能性が高くなり、SEOにおける「滞在時間」に好影響。
● 理由②：キーワード配置が自然になる
構造に従って文章を書くと、タイトルや見出し・本文にキーワードが自然に散りばめられるため、Googleにも好印象。
● 理由③：シェアされやすい＝被リンクにつながる
論理的な記事は「わかりやすい！」と共感されやすく、SNSでのシェア→被リンク増加にもつながります。
6. まとめ：本質は「構造化」で伝える力を高めること
PREP法とAREA法は、「伝える構造」が本質的に同じです。
ポイントは、主張→理由→裏付け→再主張という流れで、相手を納得させること。
ブログでも対話でも、「何をどう伝えるか」が重要です。
この2つのフレームワークを身につけることで、あなたの言葉は「伝わる言葉」に変わります。
